ペンシルLabo
お問い合わせリンクペンシルLabo

パステル

パステルは絵の具と同じくらい活用されている画材と言えます。絵の具では出しづらい独特の色彩表現が出来るという特徴は、パステルの代名詞でもあります。しかし、パステルは絵画に本格的に取り組もうとしない限り、使うことの無い画材でもあります。ここでは、パステルの特徴や原料、使い方などを紹介していきます。

パステルを知る

パステルは、クレヨンのように紙に押し付けて着色を行なう画材ですが、クレヨンよりも硬いのが特徴の一つです。また、パステルによる着色はクレヨンよりも淡く、中間色を伴う独特の風合いが現れるため、「パステルカラー」という名称が与えられています。

パステルの原料

パステルの原料には、クレヨンや色鉛筆とは違い水分や油分が含まれていません。主な原料には発色のための顔料と色の明るさを調節するための体質顔料、トラガカントゴムやアラビアガムなどの粘着剤があります。これらの原料を練り合わせて加熱して裁断・成型します。

パステルの特徴

パステルは、顔料が粉末状になって紙やキャンバスに付着するため絵の具やクレヨンとは違う表現になります。色の混合も紙やキャンバスの上で行なうことが出来るので、パレットを使わなくて済むという利点もあります。しかし、パステルは衝撃に弱いため乱暴に扱うと砕けてしまうという欠点を抱えています。また、パステルは原料の関係で定着力が弱いためフィキサチーフという定着剤を吹き付ける必要があるというデメリットがあります。

パステルを使った画家

パステルは18世紀ごろから盛んに使われるようになった画材で、この頃に起こったロココ文化を芸術面から支えていったと言われています。パステルを使った画家として知られているのが女流画家のモーリス・カンタン・ド・ラトゥール、そして19世紀の画家であるエドガー・ドガです。特にドガは、パステルの魅力を最大限に引き出すための技法をいくつも考案し、後のパステル画に大きな影響を与えました。

パステルの使い方

パステルは着色のために使う画材なので、下書きや輪郭線などは鉛筆や木炭などのデッサン用の筆記具を使う必要があります。

着色の仕方

画材を使って着色する時は「薄い色から濃い色の順に」が基本です。人によっては陰影を先に付けることもあるようです。最初に濃い色を付けると薄い色合いを付けにくくなるので、出来れば薄い色から付けていく方が無難でしょう。

パステルの扱い方

パステルは塗る範囲にあわせて角や面を使い分けていきます。細い線を書き込む場合はパステル鉛筆を使うのが良いでしょう。紙に強く押し付けるのではなく、擦るような感じで塗っていくのが基本となります。

パステルの技法

パステルには、先人たちが編み出した様々な技法があります。これらの技法は使わなくても構わないものですが、表現に行き詰った時の手助けになるものと言えます。

ぼかし

絵を描く紙やキャンバスの表面は、目に見えないほど微細な凹凸があります。この凹凸は絵や文字を書く上ではなくてはならないものですが、色合いに影響を与えることがあります。そこで、指や布などを用いてパステルで着色した部分を擦ることで凹凸に顔料をなじませるのが「ぼかし」技法です。ぼかしを行なうことで、落ち着いた色合いをかもし出すことが出来ます。

重ね塗り

パステルの重ね塗りは基本的な着色法ですが、ドガは絵の具での重ね塗り技法である「インパスト」を応用した手法を開発しています。インパストは、絵の具を厚く塗って盛り上げることで質感を浮き上がらせる高度な技法です。パステルでのインパストは、パステルで塗った後フィキサチーフを吹き掛け定着させ、更にその上からパステルで色を重ねてフィキサチーフを吹き掛けていくことで、通常では出せない質感を表現することが出来ます。

モノタイプの併用

モノタイプとは、「一度しか刷れない版画」のことでドガが好んで使った技法のひとつです。モノタイプは木を彫るのではなく、ガラスや金属板に絵の具を乗せて原版を作成し紙に押し付けて転写するというものです。ドガはモノタイプで刷ったものにパステルで着色していくことで、鉛筆や木炭では出せない質感や風合いを出した作品をいくつも残しています。

筆記具
<a href="http://pencil-labo.com/" target="_blank"><img src="http://pencil-labo.com/img/banner.gif" alt="筆記具" width="88" height="31" border="0"></a>

ペンシルLabo

<a href="http://pencil-labo.com/" target="_blank">ペンシルLabo</a>

広告掲載